ツヨポンのお薦め愛妙〜Episode22〜

 金曜日担当、長崎居留地男声合唱団のBaritono、通称ツヨポンです。

 ツヨポンのお薦め愛妙第21弾は2014年11月、英国の首都LondonのRoyal Opera House Covent Gardenでの公演です。10年以上前の作品ですが今日初めて検索してヒットしました。所謂新演出で設定は1950年代のイタリアの農村だそうです。出来るだけオリジナルに近い時代設定の物をお薦めしたいのですが人気のテノール、Vittorio Grigoloが主役のネモリーノを演じているのでその歌声に魅せられてここに挙げてみました。

 ピラミッドのように積み上げられた麦藁の山やドゥルカマーラの馬車ならぬ大型トラック、ネモリーノが妙薬のほろ酔いで乗ってくる大型トラクターなど気を衒った出し物が目を惹くが、辛辣な批評家によると積み上げた藁の山が出演者の声を吸収して響きを殺してしまったと手厳しい。

 字幕は何故かポルトガル語。始めはブラジルの劇場かと思ったけどよく調べると由緒ある英国の歴史ある歌劇場でした。

 因みにこの作品のフィナーレのドゥルカマーラの口上の歌詞では彼がネモリーノが遺産相続して大金持ちになった事を知っていて、その事も彼の妙薬の効能効果だと嘯いています。ちょっとブラックなドゥルカマーラですね。逆に僕たちの作品ではそこはカットしていますからドゥルカマーラはネモリーノが遺産相続した事を知らず、自分でもネモリーノのモテ期はただのボルドーワインなのに妙薬の効能効果だと信じてしまう憎めない人物として描かれます。


https://youtu.be/-kvNJsH3aVA?si=DVBsK34RfkyYED91



いよいよい来週が本番です。1026日に(日)は長崎ブリックホールで僕たちの「愛の妙薬」を是非見に来てください。


オペラ「愛の妙薬」当日券もあります。


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