ド素人合唱団員(その23) 体が覚えている。
水曜日担当バスパートの今村です。
少し秋らしくなって、過ごしやすくなりましたね。秋の味覚のおかげで、「天高く今村肥ゆる秋。」です。
いよいよ日曜日26日は、オペラ「愛の妙薬の」本番です。24日金曜日は、初対面のオーケストラとの音合わせ、25日土曜日は小道具の搬入や、パンフレットの袋詰め、そして本番を想定したゲネプロがあります。ちなみにゲネプロとは、本番と同じ条件で衣装、メイク、音響、照明などすべてを本番同様に行う最終通しリハーサルのことを言います。
昨年の夏、オペラ「愛の妙薬」に出ると決めてから、イタリア語の単語の意味を一つ一つ調べることから始まった。イタリア語で歌う歌詞や曲を覚えるのに苦労した。何度も何度も繰り返して、何度も何度も失敗した。何度も挫折しそうになった。練習の度に指導された楽譜は目印だらけになった。練習の動画も何回も見た。馬場先生の言葉を何回も再生した。
これまで、何百回歌ってきただろう。何回間違っただろう。何度同じ注意を受けてきただろう。でも練習のたびに一つ一つできるようになっていった。いつの間にか、自然に歌え動けるようになった。
ブリックホールでの練習は25日と26日だけだ。どんな距離感なんだろう。オーケストラはどんな風に聞こえるのだろう。マエストロは見えるのだろうか。などなど心配事がないわけではない。
しかし、体が覚えている。環境が変わっても対応できるだけの練習を積み重ねてきた。あとは、自分をそして一緒に頑張ってきた仲間を信じるだけ。そうして舞台をみんなで楽しく演じるだけ。我々のエネルギーがブリックホール全体に響きわたり、お客様と一体になってきっと素晴らしい広場になることでしょう。ご期待ください。

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