ド素人合唱団員(その22) お客様
水曜日担当バスパートの今村です。
いつもの年なら、長崎くんちが過ぎると一気に秋らしくなるところですが、昨日の気温は30度超え。いつまでこの暑さが続くのでしょう・・
早く秋らしく気温は下がって欲しいところですが、私たちの熱は冷めるどころか益々過熱しております。
10月11日から13日まで演出家馬場先生はじめマエストロ竹内先生他主役のソリストが長崎に来られ、合同で練習を行いました。馬場先生から今回の練習は、「お客様のための練習」と言われました。「お客様のため」に私たち合唱のやるべきことは、元気で陽気な村人のエネルギーを広いブリックホールの隅々に届け会場の熱を冷まさないことなのです。
6月に馬場先生が来られたとき、「ソリストをソリストにするのが皆さんの役割です。」と言われたのを思い出します。私たちの熱いエネルギーをブリックホール全体に届け、お客様が私たちの演じる1830年のバスク地方の村人の一人として同じ広場にいるような感覚を作り出す。そこに、ソリストたちの迫力のある歌や演技が重なり、より一層お客様を魅了し、きっと会場全体を感動の渦に巻き込むことができることでしょう。
先週、私たちのオペラを観に行きたいとおっしゃってくれたお客様のところにチケットをお持ちしたときのこと。
お客様は「10月26日は私たちの結婚記念日なんです。いい記念になるなと思って観に行くことにしました。」とおっしゃられました。なんてステキなお話でしょう。
他にも、「病気がちな母が昔オペラが好きだったの。だから母と一緒に行きますね。」
「孫にいいものを観て欲しくてね。娘と孫と一緒に行きます。」・・
お客様によってオペラを観に来てくれる背景はいろいろあります。わざわざお金と時間を使って観に来てくれます。絶対に良い記念日となるような、お母様を元気にするような、お孫さんが感動するような舞台にします。
10月26日の公演まであとわずか。必死で練習します。

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