ド素人合唱団員(その19) 世界遺産の丘
水曜日担当バスパートの今村です。
秋分の日が過ぎ、今日から夜の時間が昼より長くなります。いよいよ秋です。
私たち合唱団は、長崎外国人居留地を中心に活動しています。この長崎外国人居留地には2つの世界遺産の構成資産である建物が隣り合わせに建っています。1つは2015年に世界文化遺産に登録された「明治日本の産業革命遺産」の旧グラバー邸です。もう1つは2018年世界文化遺産に登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の大浦天主堂です。
トーマス・グラバーはスコットランド出身で1859年9月19日に21歳で来日し、幕末から明治初期にかけて活動し日本の産業革命と近代化に大きな影響を与えました。大浦天主堂は1865年に完成し現存する日本最古のキリスト教建築物です。正式名称は、「日本二十六聖殉教者聖堂」です。西坂の丘の二十六殉教者に向かって建っています。グラバーが大浦天主堂で礼拝したかどうかは分かりません。
大浦天主堂は国宝でもあります。「国宝」つまり「国」の「宝」なのです。独特の建築様式とステンドグラスは本当に美しく、また礼拝の場として荘厳さがあって圧倒されそうです。また「信徒発見」つまり潜伏キリシタン発見の場所として歴史的にも意味のある場所です。
9月20日に始まった第30回長崎居留地まつりでは、グラバー園内でトーマス・グラバー顕彰式が長崎市長をはじめ多くの来賓をお招きし行われました。そこでキッズコーラスも我々男声合唱団も女声合唱団オルテンシアも合唱でこの式典を盛り上げました。
同じ日20日の午後は大浦天主堂でキッズコーラスが歌い、21日の夜は大浦天主堂で合唱団の指導者原さとみ先生やピアニスト寺谷陽子さんが所属するアールヴィヴレによる演奏行われました。素晴らしいソプラノの歌声とピアノ、バイオリン、チェロの音色が荘厳な教会の中で広がり、満員のお客様も私も時が経つのを忘れるくらい引き込まれました。
この場所で、いつかは合唱団みんなで歌いたいものです。
私たち合唱団が活動している東山手、南山手の丘には、外国人が遺した学校や歴史的な建築物や文化財が点在し、オペラ「蝶々夫人」の舞台でもあります。そして2つの世界遺産が建っているという特別な場所です。日本のどこにも世界のどこにもこんな類まれな場所はないでしょう。まさに「世界遺産の丘」なのです。
10月26日(日)は長崎ブリックホールで僕たちの「愛の妙薬」を是非見に来てください。
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