ツヨポンのお薦め愛妙〜Episode3〜
金曜日担当の長崎居留地男声合唱団のBaritonoツヨポンです。
ツヨポンのお薦め愛妙の第2弾は1991年11月、世界三大歌劇場の一つ、アメリカ合衆国ニューヨークのメトロポリタン歌劇場での公演です。
なんと言っても目玉は世界三大テナーの一人、かのルチアーノ・パバロッティが主役のネモリーノを演じていることです。ネモリーノはこの巨匠の嵌まり役だということです。しかし、この公演時パバロッティは54歳、巨体と威厳のある風貌と濃厚な歌声はまさにラスボス。どう見ても純情な田舎の青年には見えないと思うのですがファンにとってはそれも堪らないところなんでしょうか。
お相手アディーナ役はキャスリーン・バトル。コロラトゥールという高い音域を得意とするアメリカのプリマソプラノです。日本ではヘンデルのオンブラマイフを歌う映像が1986年夏から放送されたニッカウヰスキーのCMで使われたことで有名になったようです。
メトロポリタン歌劇場の特徴はその大きな舞台。先週紹介したウィーン歌劇場と比べると違いは明らか。客席数は1.67倍の3,800席。舞台の幅も同じくらい大きく見えます。奥行きも広く、更に舞台が二階建てだから合唱団員数も多く、兵隊役のダンサーや子供たちもいて兎に角沢山の人が舞台にひしめき合っています。メトロポリタン歌劇場のオペラはWOWOWで放送されているのでよく観るのですが、舞台の奥行きが深くて地上階席から観難い為か奥が高く舞台前面に向けて低くなるよう傾斜がつけられているように見えます。出演者は斜面の上でバランスを取りながら演技してるんですね。ダンサー達も大変そうです。でもそれを感じさせないのがプロのテクニックか。
舞台が大きいことで衣装にも影響して人物を目立たたせる為に色味が明るくしているのか、農民らしさに欠ける感じがします。衣装の生地も天然素材には見えず、化繊のようなテカリがあるようにも感じます。ソリストの衣装も煌びやか。でもネモリーノの衣装は……。
10月26日ブリックホールの僕たちの公演では衣装は自前だけど天然素材でテカリのない物を揃えようと申し合わせています。時代考証とかもしっかりやっていきたいと思っていますのでcheck it up!
この動画は2時間以上の上演をところどころカットして1時間半程に編集していますが見どころは押さえてあるので充分にお楽しみいただけると思います。
==お知らせ==
「長崎居留地合唱団とオペラの丘プロジェクト実行委員会」は、ながさきピース文化祭2025の一環で、10月26日( 日)に、長崎市のベネックス長崎ブリックホール 大ホールにて、オペラ『愛の妙薬』を催します。
多くの皆様にオペラなるものを楽しんでいただこうと、そして音楽を通したまちづくりを目指して企画されたものです。本格的なオーケストラは勿論のこと、素晴らしいオペラ歌手をお迎えしてのコンサートでございます。是非この機会にオペラ「愛の妙薬」へ足をお運びいただきますようお願い申し上げます。
オペラ「愛の妙薬」は別名合唱のためのオペラと言われております。そして内容はラブコメディーとなっております。素晴らしい音楽と深い感動を覚えるオペラ、是非この機会にご堪能ください。
尚、前売りチケット販売は5月下旬に予定いたしております。
==資料==
【長崎居留地合唱団】長崎居留地男声合唱団、長崎居留地女声合唱団オルテンシア、長崎居留地キッズコーラスをあわせ、総勢100名を超える合唱団です。「長崎居留地ドレミファンタジー」をはじめ、精力的に活動を展開しており、「居留地と長崎を愛し、人とつながり 世界へつながる」ことを念頭に、音楽を通したまちづくり を目的として邁進いたしております。


長崎居留地合唱団及び合唱とオペラの丘プロジェクトへのお問い合わせは下記まで
E-mail:info@kyoryuchi.com
#長崎居留地男声合唱団 #長崎居留地女声合唱団オルテンシア #愛の妙薬
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